検査について
2019.10.02
大腸内視鏡検査は、肛門から一番奥の盲腸まで挿入し、戻ってくる際に観察を行います。内視鏡器具や技術の進歩により、従来の大腸内視鏡検査に比べて格段に検査は楽になってきております。もともと大腸の粘膜は痛みを感じることは無く、苦痛を感じるのは無理に内視鏡が押し込まれて腸が伸びてしまうことと、空気で腸がパンパンに膨れてしまうことが原因です。内視鏡を進めていく際になるべく空気を入れず、なるべく腸を伸ばさないように(軸保持短縮法)挿入することで苦痛の少ない内視鏡検査が可能になりました。大腸の長さは人それぞれで、患者さんの体調等によっても挿入の難しさは変わり、まったく痛みも感じずに検査を終える方もいれば、多少の圧迫感を感じる方もいらっしゃいますが、決して無理に痛みをこらえて頑張る検査ではないのでご安心ください。